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レンガの特徴や選び方とは?購入前に押さえておきたいお役立ち情報をご紹介!

レンガは、粘土と水を併せて練って型に入れて焼き固めたものです。形状は長方形のものが多く赤茶色のものは鉄分が含まれているからで、時間によってその風合いが変わってくるのが特徴です。また種類も普通のものから化粧を施したもの、耐火性の強いものなど使う材料によって特性が変わってきます。使い方も建築資材から道路、ピザなどを焼くための窯などその範囲は広く特に欧米ではメジャーな建築資材として今もなお使われ続けているのです。

レンガの特徴や選び方とは?購入前に押さえておきたいお役立ち情報をご紹介!

お役立ち情報として、もともと断熱性や耐火性に優れているレンガですが、さらに耐水性や耐久性も強くこれは粘土を利用しているからです。
実はコンクリートよりもはるかに吸水性が低いというのがレンガにはあるため、高温多湿な環境でも湿気に強いというと癖鵜もあるということは建材を検討する上で覚えておいて損はありません。
吸水率と圧縮強度によって種類が分かれていて、適切な使い方も用途で異なることも覚えておくと良いでしょう。

そもそもレンガとは?どのような特徴を持つ建材?

レンガは、日常生活のさまざまな場面で目に触れる建材です。
住宅の外壁や塀、庭にしつらえられたバーベキュー用のかまどなどに使われているほか、暖炉など室内でも使われている姿を見かけます。
各地でレンガ造りの建造物が史跡に指定されていることなどもあって、外観にクラシックな印象を与えるのが特徴的です。
レンガは、粘土や頁岩、泥などを型に入れ、焼き固めたり圧縮したりして成形した建材の総称です。
その歴史は古代メソポタミア文明期にまでさかのぼると言われており、そのころから建築用に使われていました。
形状は直方体でほぼ世界的に統一されており、サイズも国ごとに規格化が進んでいます。
そのため、同じサイズの製品を積み重ねていけば高度な技術がなくても壁や塀などを比較的容易に造り上げることができるという利点があります。
また、もともとが土や石といった自然の素材を使用しているため、耐久性が高いのも特徴の1つです。
わが国では地震への対応から構造材に使われる機会は減りましたが、表面の仕上げ材としては今でもよく用いられます。

レンガの歴史はメソポタミア文明までさかのぼる!

現在でも様々な場所で利用されているレンガですが、その歴史は古く、メソポタミアまで遡ることができます。
紀元前8000年ごろ、メソポタミアでは粘土から建築資材を作り出す方法が作り出されました。
粘土を使い勝手の良い形に整形して日干ししたこの建築資材が、現在も流通しているレンガの原型です。
当時はバベルの塔の建設にも使用されたと言われており、現在に伝説を残しています。
メソポタミア文明では数々の文化が発展し、現代にも通じる物が発見されています。
頑丈な建築資材であり建物を作り上げることに適したレンガにもまた、当時の文化の名残を見ることができるでしょう。
レンガは古代のエジプトやヨーロッパ、ローマでも使用されており、時代ごとに異なる文明の姿を主張する建物を残しています。
紀元前8000年前から生成技術は大きく発展し、より使いやすく変化しましたが、頑丈かつ雰囲気のある資材として今でも多くの人に愛用されています。

レンガの代表的な製造方法について

レンガといえば赤茶色のブロックのイメージですが、実際のところどのように製造されているのでしょうか。
代表的な製造方法は原材料の粘土に水や岩を加えて練り込み、型に嵌めて焼き固める方法でレンガが作られます。
この製法は昔からある製造方法で、紀元前4千年頃には既にあったといわれています。
つまりレンガは型に入れて作られるからこそ、同じ形や大きさに仕上がりますし、形状のばらつきが少なくて安定するのだと分かります。
現代ではサイズが明確に規格化されており、日本のJIS規格では210x100x60mmと決められています。
一般的な焼成レンガは1個あたりの重量が約2.4kgと、サイズから受ける印象と比べて重さがあるのが特徴です。
原材料が全て天然素材な上に、耐熱や耐火性、耐水性などの耐久性が優れていることもあり、おしゃれであたたかみを感じさせる質感もあって、近年は改めて注目を集めているといえるのではないでしょうか。

一口にレンガと言っても様々な種類がある

レンガは製造方法で分けるならば「天日干し」や「焼き」の2種類が一般的ですが、用途や素材で分けるならもっと細かくなります。
いわゆる赤レンガは「普通(レンガ)」と呼ばれ、一般的な建築から土木・造園など様々な場所で使われます。
なお、同じ建築物で使用される物でも外壁などに使われる物は「化粧」、地面の舗装などに使われる物は「舗装用」です。
ピザ釜などの石窯に使われる物は「耐火」と呼ばれます。
こちらは字の通り普通の物より火に強いのが特徴で、白レンガとも呼ばれています。
他にもDIYの流行で内装用として注目されている「軽量」「飾り」、建物解体時に出る「アンティーク」、材質の8割を再生資源で作る「エコ」などもあります。
いずれにしてもこれらはJIS規格で大きさや吸水率、強度などを基準にして更に区別されていますので、使用する際には用途に応じた製品を選びましょう。
また、市場で流通している海外製は日本製よりやや大きい物が多いので、使用場所の寸法を計算する場合には注意しましょう。

レンガのサイズは国や地域によって異なる

レンガは昔から主に建築素材として使われていた物ですから、その形状には基準があります。
そしてその基準は実は国によって違います。
元々レンガは建物の建造時に職人が積み上げていくことを前提にしていますので、その国その地域の職人が扱いやすいサイズが基本となるからです。
例えば日本のレンガはJIS規格で210mm✕100mm✕60mmと定められています。
大きさが違う物であっても必ずこの数字を1/2や3/4に分割した寸法です。
ですがアメリカの場合は203mm✕102mm✕57mm、イギリスは215mm✕112.5mm✕75mmとなり、日本とは異なります。
これは先に記述した通り、その国の職人が扱いやすい大きさが違うからです。
また同じ日本国内であっても、規格が統一される以前の古い建築物などで使われている場合はサイズがまちまちの事もあります。
古い建物を解体した際のレンガを再利用する場合などは一度確認した方が良いでしょう。

レンガはどこで購入できる?場所ごとのメリット・デメリット

レンガは、最寄りのホームセンターで購入可能です。
ホームセンターには、いろいろな種類のレンガが揃っています。
カラーバリエーションやサイズバリエーションが豊富なので、目的に合ったものが選びやすいでしょう。
100円ショップでもレンガを取扱いしている店舗があります。
ただし、たくさん使用する場合には割高となってしまう場合があります。
数点だけ購入するのであれば、100円ショップを活用てみるとよいかもしれません。
レンガをまとめて買う場合には、インターネット通販ショップもお勧めです。
通販ショップならば、注文した商品を自宅の玄関まで届けてくれます。
重たいものを運ぶ労力がかからないのがメリットです。
通販ショップを利用する場合には配送料がかかる場合があります。
利用する際には、配送料がいくらかかるのかをよく確認しておいてください。

レンガの積み方は大きく4種類に分けられる

レンガは耐熱性・保湿性・断熱性・耐水性・耐久性など様々な特性を持つ優れた建材ですが、レンガの積み方には大きくフランス・イギリス・小口・長手の4種類があります。
フランス積みは、1段の中に長手(長い面)と小口(短い面)を交互に並べていく積み方です。
全ての段に長い面と短い面が交互に配置されるので、美しい見た目に仕上がるという特徴があります。
長い面と短い面で焼き色が違うレンガを使用することで、独特の模様を形成することも可能です。
イギリス積みは、長い面のみの段と短い面のみの段を交互に積んでいく方法です。
フランス積みと比べて強度が高い上に使用するレンガの数が少ないので、コストパフォーマンスに優れるという魅力があります。
小口積みは文字通り小口のみで積み上げていく方法です。
短い面で積んでいくので曲面に施工しやすく、円筒形に施工することも可能です。
長手積みは長手のみで積み上げていく方法で、構造的には小口積みと変わりません。
しかし、壁が薄くなるので強度的には弱いと言われています。

レンガをDIYで積む際の手順

自宅をより自分の理想通りにするために、DIYで手作りするという場合も多くあります。
庭などはより自分の理想通りの環境にするために、園芸や花壇を設置するなど自由に手入れをする事ができるのが魅力です。
実際にDIYする際に使用する材料は色々ありますが、レンガを使用する事も多くあります。
実際にレンガを使用して積む際の手順ですが、積む場所に木枠を設置してモルタルを流し込みます。
使用するレンガ自体は水に浸しておき、モルタルの流した上に間隔をあけて積み上げていく流れです。
間隔をあけた場所にはモルタルを流し込み、上部にモルタルを載せます。
2段目を積み上げるまえに水平器を使用して、水平に積み上げられているかをチェックしながら作業する事が重要です。
1段目の手順を2段目以降繰り返しの作業となり、理想の高さにする事が出来ます。
1段目の作成方法となる作業を把握しておくことで、2段目以降はスムーズに作業を進める事が出来ます。

レンガをDIYで敷く際の流れ

レンガの施工は一見すると難しく見えますが、コツさえつかめばDIYでも比較的簡単に施工できます。
DIYでレンガを敷く際の流れとしては、まず敷きたい土地の面積を測った上で、必要な個数を算出します。
次に敷く場所を掘っていくのですが、穴の深さは「レンガの厚み+路盤材の厚み(3cmほど)+セメント砂の厚み(3cm)」で、底が平らになるように調整しながら掘っていきましょう。
穴が掘り終わったら路盤材(砕いた石)で下地を作っていきます。
路盤材は敷いた後に沈み込むので、最初は深さが3cm以上になるように敷き、スコップで均一にならした上で踏み固めていきます。
この際、ベニヤ板などを使うと均一にならしやすいです。
下地が完成したら、バサモル(砂とセメントを3:1で混ぜ合わせたもの)を厚さ3cmになるように敷いていきます。
バサモルが敷き終わったら板などを使って平らにならし、レンガを目地として5~8mmほどの間隔を空けながら並べていきます。
全て並べ終わったらゴムハンマーなどで表面が平らになるようにならしてから、珪砂などの目地砂を入れてホウキなどで全体に行きわたるように掃いていきましょう。
最後に全体に水をかけて24時間ほど放置して完全に乾いたら完成です。

レンガを好みの大きさにカットする方法

レンガを敷いたり積んだりしていると、パターンによっては端の方で半個分のスペースが発生してしまいます。
ホームセンターやネット通販などでは通常の半分サイズのものも販売されているので、あらかじめ購入しておくことをおすすめしますが、通常サイズのレンガをカットするのも一つの手です。
カットする方法にはディスクグラインダーを使うやり方もありますが、ここではホームセンターなどで1,000円前後で購入できるレンガタガネという道具を使ったやり方をご紹介します。
具体的な手順としては、まず鉛筆と定規で上下前後の4面に線を記していきます。
レンガは表面がザラザラしているので、芯が柔らかい鉛筆を使うのがポイントです。
次にタガネを垂直に線の上に当てて、ハンマーで軽く叩くことで溝を付けていきます。
この作業を4面全てに行いますが、この工程は真っすぐに割るための準備なので力を入れてハンマーを叩く必要はありません。
4面全てに溝ができたら、溝に対してタガネを垂直に当ててハンマーで一気に叩き込みます。
上手く力が伝われば溝に沿ってきれいに割れるはずですが、1回で割れない場合は何度かハンマーで叩いてみてください。

寒い地域でレンガを使用する際に注意したい凍結融解

自宅をDIYなど手入れをするという人は多くいますが、自分が生活する環境の気候もしっかり考慮する事が重要です。
とうに寒い地域などは冬の気温が低下することで、思わぬトラブルに見舞われる事を想定しておくことが重要です。
水分を含んだ土が凍る事で盛り上がり、作った物を持ち上げてしまうという事も出てきます。
使用するアイテムがレンガの場合、寒冷地でも使用できるものを選ぶ事が重要です。
寒冷地に適していないレンガを使用してしまうと、凍結融解という現象がおこる事が多くあります。
レンガは浸透性が高く水分も含んでいるため、気温が低下したことで水分が凍結してしまいます。
凍結したことで膨張してしまい、側面や内部など様々な箇所にヒビが発生した状態になります。
折角綺麗に積み上げていても、凍結融解によってひび割れが出来る事で強度が弱まり崩れる危険性が高くなるので注意が必要です。
寒冷地で使用する場合は専用のレンガを使用することで、対策する事が出来ます。

住宅の外壁にレンガを使うメリット・デメリット

レンガの外壁は日本では馴染みが少ないものの、メンテナンスコストが低いというメリットがあります。
レンガは雨風や紫外線に強いため劣化が進みにくく、破損しない限りはメンテナンスの必要がありません。
定期的な塗装も不要ですし、破損した場合も部分的に補修するだけなのでメンテナンスコストの削減につながります。
加えて、レンガは耐熱性や防音性が優れるので快適な住環境が実現できますし、耐火性も高いので火災にも強いです。
さらに、近年は工法の見直しにより耐震性が高い住宅を実現できるようにもなっています。
このように様々なメリットがある一方で、一般的な住宅と比べてコストが高く、工期も長い傾向があります。
これは、使用するレンガの大半が海外からの輸入に頼っていること、職人が一つひとつ手作業で積み上げていく工程が必要になるためです。
また、強固な外壁が実現できる一方でリフォームが難しい、施工できる業者が限られているというデメリットもあるので、これらの点も念頭に置いておくことが大切です。

レンガを使った外壁の費用相場とは?

住宅の外壁には、さまざまな素材が用いられています。
良く使われている素材は、窯業系サイディングやモルタル外壁や金属サイディングやALC外壁などです。
外国の住宅のようなおしゃれな外観にしたいならば、レンガを選んでみてはいかがでしょうか。
外壁にすれば、重厚感ある外観に仕上がります。
紫外線や雨風に強くて、汚れが目立ちにくいといったメリットがあります。
耐久性や耐水性や防音性などにも優れています。
住宅のデザイン性にこだわりたい方にとっては、うってつけの素材といえます。
但し、レンガは費用相場が高くなりやすい点には、注意が必要です。
できるだけコストを抑えたいのであれば、外壁の一部だけにしてみるの手です。
あるいは、レンガ調の素材を選んでみるとよいかもしれません。
タイルやサイディングなどにレンガのようなものを描いた素材なので、遠くから見たら本物と見分けがつきません。
施工費も安くなります。
費用相場が気になるときは業者に連絡して見積もりをもらってみるとよいでしょう。

内装にレンガを採用するメリット・デメリット

レンガは暖炉にも使用されていることから、内装に用いることが可能ですが、そのメリットとデメリットはどういったものでしょうか。
レンガを内装に採用するメリットは雰囲気のある空間を演出できることで、無機質ではなくあたたかみを感じさせられることにあります。
柄がプリントされている壁紙もありますが、やはり本物は質感が違いますし、何より断熱性や耐久性が優れますから、住宅の性能が高められることにも繋がります。
耐水性も併せ持っているので水回りにも使えますし、アイデア次第でリビングだけでなく、どの部屋にも活用できると思われます。
一方、レンガは厚みがあって薄くできませんから、必然的に空間が狭くなってしまいます。
加えて組み上げて面を構成する作り方なので、施工に手間が掛かりますし、プロに工事を任せれば工期とコストが掛かるのがデメリットです。
DIYという手もありますが、経験がないと失敗する可能性が高いですし、何しろレンガが扱えるプロは限られるので、この点も念頭に置いておくべきではないでしょうか。

レンガに関する情報サイト
レンガ選びのポイント

レンガは、粘土と水を併せて練って型に入れて焼き固めたものです。形状は長方形のものが多く赤茶色のものは鉄分が含まれているからで、時間によってその風合いが変わってくるのが特徴です。また種類も普通のものから化粧を施したもの、耐火性の強いものなど使う材料によって特性が変わってきます。使い方も建築資材から道路、ピザなどを焼くための窯などその範囲は広く特に欧米ではメジャーな建築資材として今もなお使われ続けているのです。

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